WORK SHIFT ワーク・シフト ー孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025> 

 私は所有する蔵書の数が少ないです。書斎はなく本棚のスペースがあってもできるだけ本の所持を抑えるようにしています。代わりにまちの図書館によく行きます。だいたいの本は図書館で借りて読むことができるからです。

今回、書評する「WORK SHIFT ワーク・シフト ー孤独と貧困から自由になる働き方の未来図<2025>」は図書館で読んでいた雑誌で紹介されていた本です。雑誌名は忘れましたが年収800万以上の人の何人かが読んでいた経済書の一冊になります。もう目の色を金にして意識を高めて読みました。
 書籍自体はとても真っ当な本です。著者は1955年生まれのリンダ・グラットンという経営コンサルタント、組織論学者を肩書きに持つイギリスの女性です。
 本の出版が2012年ということで雑誌に取り上げられるにはちょっと古い内容で、特に書籍の内容から(例えば2021年読んだ場合にはもう)時代遅れ感は否めません。なぜなら、大まかな枠組みとして2010年に2025年の各国の労働者の姿を想像しようというストーリーが書かれているからです。既に書評を記載している現在から2025年まで4年しかなく、書籍から類推するより現状から推測したほうが近いかもしれませんし、コロナショックによる大きな変化は捉えきれられていません。しかし、当時世界の第一線を担っていた経営者、社会学者や学生のコミュニティで捻出して想像した未来には今に通じる世界があります。今後も自分自身や社会の15年後を見据えて労働・生活していくことは無駄にはならないように思います。
 さて、私はそれほど経済書を読みませんが今回読んで一つ賢くなったことがあります。よくミレニアル世代だとかX世代とか言われていた世代がはっきりしたことです。

世代名生まれた時期(西暦)
ベビーブーマー1946-1964
X世代1965-1980
ミレニアル世代(Y世代)1981-1996
Z世代1997-2012
Alpha世代2010s-2020s

 ちなみにミレニアル世代とは2000年前後に生まれた人たちを指すのではなく2000年前後か、それ以降に社会に進出する世代を示しているそうです。


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