unheard joke echos in a torn world
珈琲界の異端児(個人の感想です)
今回はBLUE BOTTLE COFFEEで購入したBlend beansを飲んでみます。わたしはBLUE BOTTLE COFFEEを珈琲界の異端児だと思っています。細かい経緯は省きますが一言で言うと豆の選び方、味の作り方が狂っている。ただ言われると納得する部分もあるし、少なくとも彼らは巫山戯ていないんです。
そんなBLUE BOTTLE COFFEEのBELLA DONOVANを購入しました。定番商品らしいですが、そもそも定番と言われるほど飲んだことがないです。理由は経験上、味が狂っているからです。あくまで個人の感想です。
豆はエチオピア、グァテマラ、他ということで、エチオピア、グァテマラ主体のBlendです。
1回目は極細挽き-細挽きでいただきます。フレーバーはラズベリー/チョコレート/モラセス(糖蜜)とのことですが、フレーバーを加えているわけではなくそういう香りがするということだと思います。実際に香ばしいベリー系の香りがすると思いました。
味に関してはさらにラズベリー感が出てきます。ラズベリーの酸味の上に珈琲の苦味が乗ってきます。濃厚な味わいなのですが苦味より酸味が強いのではないかと思わせるほど酸味が強いです。飲み終わりにかけてチョコレートの風味が舌に残ります。総合すると極細挽き-細挽きではえぐみが酷いようです。
極細挽き-細挽きでの、わたしの個人的な評価は苦味6/10点、酸味7/10点です。えぐみとして酸味が強すぎました。
2回目は中細挽きでいただきました。中細挽きで細かすぎないことで、えぐみがなくなり苦味がコクとしてのみ感じられラズベリーの酸味も微かなフレーバーとして感じるまでに落ち着きました。味にもまとまりが出て、苦くはなくとも程よい酸味とコクを感じさせる一杯に生まれ変わりました。中細挽きが正解・・・というよりは極細挽き-細挽きは気をつけないとただ”にが不味い珈琲”にしてしまうと改めて思い知らされました。中細挽きで飲むと定番のBlend Coffeeとして楽しめました。
中細挽きでの、わたしの個人的な評価は苦味4/10点、酸味5/10点です。わたしの求める”にがにが珈琲”ではないですが、ベリー系の酸味を持しつつもコクのある一杯にまとめた良いBlendだと思いました。
また”にがにが珈琲”を求める過程で極細挽き-細挽きは手取り早く苦くできる工程ですが、えぐみもしっかり出てしまうので珈琲豆の挽き方にも注意が必要だと思いました。
ひとこと評:売れ筋の果実珈琲
なお値段は200g 1620円です。