ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則

先見性のある企業とは

ジム・コリンズ、ジェリーポラス 著の「ビジョナリーカンパニー ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則」を読みました。共にアメリカで教鞭を振るう経済学者の本です。残念ながら結論からお伝えするとビジネス書シリーズには珍しくあまり得るものはなかった本でした。

未来志向あるいは先見的な企業、ビジョナリーカンパニーについて18社抽出して相対する他の企業と比較しながら、共通する項目やあてはまらない部分などを検証しています。アメリカの企業だけではなく日本のソニーもビジョナリーカンパニーの1企業に含まれています。馴染みのない会社もありましたが、紹介されている会社はいずれも現在も活躍している企業です。と言うのもこの本自体は1995年に初版刊行のため、既に25年以上前の話になります。

一つ一つのエピソードは面白いですが、網羅的に比較・まとめたところで魅力の異なる企業それぞれに長所と短所があるというところで個人的には片付けられてしまいました。また企業の情報が古い点もあります。現在にも当てはまる内容もありますが、結局、先述の通り、ポイントが絞られていないように見受けられました。全て一語一句見ていくには時間の無駄と思い2時間で斜め読みして読了してしまいました。シリーズとして2、3、4と続いていくようですので、時間があれば続編も読んでみようと思います。これから読む人についても1を飛ばしていいのではないかなというのがわたしの個人的な意見です。

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