unheard joke echos in a torn world
苦くて美味しいブレンドコーヒーがあります
新宿、思い出横丁の一角にある珈琲店に行ってきました。昔から存在自体は知っていたのですが、なんでもある新宿においてはあたりまえのように風格のある喫茶店で駅に近い一方で足を運ばない方角でもあって今まで訪れたことがありませんでした。
調べてみると珈琲豆の販売もしているようで、その評価が高いようで訪問しました。もともと珈琲豆だけが目的でしたが、せっかくなので一杯いただきました。内装は、一見すると風格ある喫茶店という感想しかありませんでしたが、中に入ると歴史の重みと、ひとつひとつのものに対する気品を感じます。店内は喫煙可ということですが、臭い感じというよりも大人の香りに変換させる何かがあります。
初めての一杯なので特選オリジナルブレンドを選択しましたが、こちらがわたし好みの苦い珈琲でした。淹れ方を聞いてみると23 gの豆をたっぷりと使って粗挽きで布を使ったネルドリップで180-200mlのお湯で抽出しているということでした。ドリップ形式の違いはあれど、苦味の濃さはやはり豆の量も大きく関係するかと思います。今までは12gぐらいで淹れていましたがペーパードリップであれば15g以上ぐらいまでは味に影響を与えるとアドバイスいただきました。
珈琲豆は相変わらず、苦味重視で特選オリジナルブレンド(650円/100g)とスラウエシ・トラジャ(800円/100g)を購入しました。
やはり、焙煎度合いは強・深めです。
特選オリジナルブレンドを自宅でも淹れてみましたが、アドバイス通りたっぷり豆を使うことで味を再現することができたと思います。味に関しては自宅でも炭焼きの苦味を感じさせる一方で、深煎りだけのすかした味ではなく苦味とコクに余韻を持たせています。美味しい苦い珈琲はシングルオリジンや原産地指定だけでは表現できないのではないかもしれないと思わせます。
中細挽きでの、わたしの個人的な評価は苦味 7/10点、酸味3/10点です。理想の苦苦珈琲に近いですが、まだゴールではありません。なお原産国はコロンビア・ブラジル等ということで南米の豆を使用されています。
今回学んだ珈琲の淹れ方は浅めの珈琲豆以外で通用するので、今までの珈琲豆でもたっぷり使うことでちょっと違う味が出てくるかもしれません。
美味しい珈琲豆と、良い喫茶店に出会うことができてとても満足しました。
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